地震保険コラム「地震で貯金0?」

第1話 大地震が起きたことを想像してみよう

想像してみてください。
「地震で仕事と家を失ってしまいました。住宅ローンはまだたっぷり残っています。
さて、あなたはどうやって生活を続けていけばよいでしょうか?」

なんだか暗い話ですね。
「自分には関係ないだろう」と考えたくなるのではないでしょうか?

阪神淡路大震災や東日本大震災で被災された多くの方々も、「自分だけは大丈夫」「まさか自分が」と考えていたそうです。

質問をかえてみましょう。

「飛行機に乗ったとき、『この飛行機だけは落ちることはないだろう』と思われた経験はありませんか?」

「事故や災害に遭遇しても自分だけは大丈夫」と考えたり、「事故や災害には自分だけは遭遇しない」と考えたりするのは、人間のごく自然な心理だそうです。

阪神や東日本の被災者
「自分だけは大丈夫。だから、そんなイヤなこと、暗いことは考えなくても大丈夫」と
暗示をかけて、考えるのをやめてしまうこと。自分にもよくあります。

でも、被災者の方々の話を聞くと、現実は違っていました。

「自分だけは大丈夫」ではなかったのです。
「どうして自分がこんなことに・・・」と思われたのが現実でした。数十万人という単位の方々が実際に感じたことでした。

「地震で仕事と家を失ってしまいました。住宅ローンはまだたっぷり残っています。
さて、あなたはどうやって生活を続けていけばよいでしょうか?」

最初に挙げたこの問いは、阪神淡路大震災や東日本大震災での被災された者の方々が
実際につきつけられた質問でした。

不運にも、あなたの地域で大地震が発生したとき、地震に対する備えを何もしていなかったあなたは、被災者であふれかえる避難所で、過去の大震災の被災者の方々と同じことをつぶやかれているかもしれません・・・

避難所での生活
201X年X月X日

いつ、どこで起きてもおかしくない、といわれていた大地震があなたの身近で発生しました。
幸いにも、頑丈に建てられた家は倒壊せず、家族全員の命を守ってくれました。
しかし、隣町で発生した火は、冬の空っ風に煽られあなたの住む町にも飛び火し、あちらこちらで同時に発生した火災には消防活動が間に合わず、家は焼失してしまいました。

自分の職場も取引先も被災し、復旧の目処がたちません。
家もない、仕事もない状態で、避難所生活を強いられることに・・・。

あなたは、どんなことをつぶやかれているでしょうか?

「いつまでこんな避難所生活を続けなきゃいけないのだろう?
どんどん居場所が狭くなってくるよ。入場規制でもしてくれないかなあ。」

「隣のおじいちゃんはオシッコ臭くてたまらないなあ。
歳だからトイレが近いのは仕方ないけど、こう何度もおもらしされたらなあ。」

「仮設住宅にはいつごろ移れるのかなあ?数は足りるのかなあ?」

「この隙間風と冷や飯はどうにかならんかなあ。」

「腐った魚のニオイがたまらない。これから夏になるけど、衛生面は大丈夫かなあ」

「うちの優菜(赤ん坊)の夜泣きでまわりは寝不足みたいだなあ。迷惑そうな顔しているなあ。」

「そういえば、愛犬のチョコも避難所の外でブルブル震えていたなあ?
いつも室内で一緒に暮らしていたからなあ。」

「家具や衣類の生活必需品は全部買い揃えなきゃいけないし。子供の教育費もかかるのに・・・」

「火災保険の保険金ってもらえるのかなあ?」

「家族の生活が全部丸見えっていうのは耐えられないなあ。」

「給料が入れば賃貸住宅に移りたいけど、
ローンと賃料の二重の支払いはきついかなあ。
そもそも、収入なくても部屋を貸してもらえるのかな。」

「家がなくなったのに、住宅ローンを払い続けるのはイヤだなあ。払わなきゃいけないのかなあ?」

「賃貸を借りるにしても、住み慣れた土地を離れるのはいやだなあ。職場から遠くなるのも困るし。」

不安を解消するには?
いかがでしたでしょうか?
ストレスのたまる避難所生活では、わからないことだらけで、あなたの不安と不満は募る一方になってしまいます。

「わからないから不安が生じている」
「考えたことがないから不安が払拭されない」
ということが起きているかも知れません。

「考えるのをやめてしまう」というやり方以外に、
不安から逃れる方法は、ひとつだけです。

それは、どんなことが起こる可能性があるのかを事前に知っておくことです。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、非常に効果的です。

地震そのものを止めることは誰にもできませんが、その後のことを事前に「想像」し、「被害を減らす」ことは誰にでもできます。

「よくわからないから不安」というあなたの不安も、少なくとも今よりは解消されることと思います。

次回は、避難所生活を余儀なくされた方々のその後の生活はどうなったのか、仮設住宅の現実や、「二重ローン」という問題をお伝えしようと思います。



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